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- 内視鏡検査について
内視鏡検査とは
内視鏡検査は病気の早期発見や診断、治療を行うための非常に有用な手法です。この検査は、細長い柔軟な管状のカメラ、つまり「内視鏡」を使って、体内の消化器官の状態を直接観察します。
具体的には、口または肛門から内視鏡を挿入し、食道、胃、十二指腸、大腸などを詳細にチェックします。高解像度のカメラで、微細な変化や異常を発見するのが目的です。また、必要に応じて生体検査やポリープの除去治療なども同時に行えます。
内視鏡検査は比較的短時間で終わることが多いです。大きな痛みはありませんが、人によっては不快感を感じてしまう方もいらっしゃいます。しかし、内視鏡カメラはどんどん細くなったり高精度になったりと不快感をなくすように進化しているので、昔と比べると不快感は減っているのが現状です。
内視鏡検査を受ける日の前後は、食事などに気をつけて準備万端で挑みましょう。内視鏡検査によって、消化器疾患の早期発見や正確な診断が可能となり、正しい治療へとつながります。
内視鏡検査と胃カメラ/大腸カメラとの違い
「内視鏡検査」という言葉を使われるようになりましたが、「胃カメラ」や「大腸カメラ」などの総称です。
内視鏡検査 | 体内の臓器や組織を直接観察するための検査手法全般をいい、胃や大腸だけでなく、胸腔や腹腔など、さまざまな部位の検査が該当します。 |
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胃カメラ | 胃カメラは内視鏡検査の一種であり、食道、胃、十二指腸の粘膜を調べるために利用されています。また口から内視鏡を挿入する経口法や鼻から挿入する経鼻法が存在します。 |
大腸カメラ | 大腸カメラも内視鏡検査の一種で、大腸の内部を詳しく観察するために利用されています。 |
胃カメラや大腸カメラは、内視鏡検査のなかで特定の部位を対象としたものであるといえます。それぞれの検査には特有の手順や注意点があり、医師や検査技師の指示にしたがって進められます。
内視鏡検査の費用や時間
内視鏡検査の費用や希望時間は、検査の種類や地域、保険の適用状況などにより異なります。
費用
多くの医療施設では健康保険が適用される場合、基本的な内視鏡検査の自己負担額は一定となりますが、オプションや特別な検査を希望する場合、追加の費用が必要です。
時間
検査時間としては15分~30分程度です。しかし問診や検査後の安静などを含めるとトータル2時間程度かかります。大腸内視鏡検査の場合、前日からその準備のために下剤の摂取や絶食が必要です。