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血便・便潜血とは
血便は、便に目に見える形で血液か混入している状態をいいます。便の色や血液の量により、出血源の推定が可能です。たとえば便の上に新鮮な血液が乗っている場合は直腸や肛門付近の出血の可能性が高く、便全体が泥状で黒い場合は小腸や胃からの出血の可能性があります。
一方、便潜血とは肉眼で見てもわからない微量の血液が便に混入している状態をいいます。症状のない、早期の大腸がんを発見するきっかけになることがあり、人間ドックや健康診断でよく実施されています。便潜血反応検査で異常があると言われた人に大腸がんが隠れている確率は約3%です。
血便・便潜血になる原因と症状
血便や便潜血の原因は多岐にわたり、痔、大腸ポリープ、大腸癌、胃癌、胃・十二指腸潰瘍、炎症性腸疾患(クローン病や潰瘍性大腸炎)などが考えられます。
以下に当てはまるような症状があればご相談下さい。
- 下着に血がついていた
- お尻を拭いたら血がついた
- 排便後の便器に血がついた
血便・便潜血の検査法と治療法
まずは便潜血検査で、陽性と言われたら大腸カメラ検査をおすすめします。大腸カメラは、大腸粘膜や肛門を直接観察し、出血源を診断することができます。出血の原因はさまざまで、治療が必要で無い場合もあります。